需要と供給、図と動画でわかりやすく解説。
需要と供給って、よく耳にしますが、きちんと理解できている人はどのくらいいるでしょうか?
いまさら人に聞けない、需要と供給について、わかりやすく解説します。
需要とは?
需要=買いたい人(消費者・消費数)
欲しい物があっても、値段が高いと、買う人が少なくなり、需要が少なくなります。
反対に、値段が安いと、多くの人が買うようになり、需要が多くなります。
需要が下がる=買いたい人が少ない↓
供給とは?
供給=売りたい人(生産数)
売りたい人は、物を作っても安い値段なら、儲からないので、物を作らなくなり、供給量が下がります。
反対に、高い値段で売れるなら、もっと作ろうとして、供給量が上がります。
供給が下がる=生産数が少ない↓
値段は、需要と供給できまる
物の値段は、需要と供給できまります。
値段が下がると、需要(A')が増えます。
しかし、多くの人が買おうとしますが物がありません。
供給がなくなるからです。
反対に値段が上がると、供給(B)が増えます。
しかし、高い物が多くあっても、買う人がいません。
需要がなくなるからです。
このバランスが取れているのは、需要と供給が交わる所です。
Cの場所は、需要と供給のバランスが均等で、買い手(需要)も売り手(供給)も同じです。
よって値段はここで決まります。
値段は、需要と供給のバランスの取れたところで決まる。
高級ホテルのコーヒーが1杯1000円の原理
高級ホテルや、お金持ちの集まるドバイなどでは、1杯のコーヒーが1000円します。
スターバックスで1杯300円前後で飲めるコーヒーが、なぜ1000円もするのでしょうか?
もうわかりますよね。
1杯のコーヒーが1000円なのは、需要と供給の関係で説明がつきます。
高級ホテルや、お金持ちの集まるドバイなどでは、1杯1000円のコーヒーでも、飲みたいという需要があるからです。
だからコーヒー1杯が1000円という値段で、供給されます。
値段は、物の価値ではなく、需要と供給のバランスで決まります。
ブームの時のプレミアム価格の原理
ひと昔前、たまごっちが1個数万で取引されていた時期がありました。
1個1000円前後の商品が、20倍以上の値段です。
またバブル時代、数百万で買った土地が、数千万に値上がりしました。
これらも、需要と供給の関係で説明がつきます。
供給量が少ないのだけど、需要が多く、高くても欲しい人が多いので、値段が上がります。
しかしブームが終わったり、バブルが弾けると値段が一気に適正価格までもどります。
日本の景気は需要と供給でわかる
景気が良くなった、景気が悪くなったは、需要と供給の関係です。
商品を欲しい人が多くいれば(需要多)、企業は多くの商品を作ります。(供給多)
その結果、物がよく売れお金がまわり景気が良くなります。
しかし、商品が多くあるのに(供給多)、欲しい人が少ないと(需要少)と、商品が売れずお金が回りません。
景気が悪い時は、この状態です。
この状態の事を、需給ギャップと言います。
需要と供給の間にギャップがあるということです。
ちょうど、プレミアム価格の反対の位置です。
商品がたくさんあるのに、欲しい人が少なく商品が売れないと、工場がとまります。
工場が止まると、そこで働く人の仕事がなくなり、失業者が増えます。
失業者が増えると、ますます商品を買う人がいなくなり、景気が悪くなります。
これを回避するために、国は供給を調節したり、需要を増やしたりします。
うまくバランスがとれると、経済がうまくまわります。
まとめ
値段が下がると、需要(欲しい人)が増えます。
値段が上がると、供給(商品量)が増えます。
需要と供給のバランスで、物の値段が決まります。
需要と供給のバランスがとれると、景気がうまく回ります。
以上が、需要と供給です。
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